ウルシスト®︎ と行く漆旅 ~近江編 その⑤ 東近江の木地工房 筒井ろくろ~


東近江の山間、蛭谷(ひるたに)へ。

「筒井ろくろ」という轆轤(ろくろ)工房を主宰する、木地師の北野清治(きたのきよじ)さんを訪ねました。

北野さんが最初に案内してくれたのは工房ではなく、その向かいにあるキトラ山。
地図に載らない小高い場所からの眺めが、最高なのだと。





四半世紀ほど前、北野さんはこの地に惚れ込んで、移住してきました。
木地師のルーツと古くから伝承される「蛭谷(ひるたに)」。
でも当時はすでに、この地の木地師は途絶えていました。
誰も使わなくなっていた轆轤に息を吹き込んだのが北野さん。



木を愛し、木を探究し、木と対話しながら生まれる作品は、自由奔放な無邪気さと、使い手を思う細やかな拘りに満ちています。
あとは木が、木のなりたいように、勝手に育っていくのを見守っていくような作り。
漆を幾度となく擦り込んで現れた艶の深いこと。

工房の横には黄葉した大きな漆の木。



そして、工房の向こうには、山と谷と川を臨む、このうえなく清々しい木のテラス!


北野さんはもともと家具も作る木工職人でしたので、このテラスももちろん自作です。

ここで、水上麻由子さんが、お茶を点ててくださいました。


まず山の神さまに。



そして私たちに。




こんなに気持ちの良い茶会は生まれて初めてでした。
みんなの笑顔が眩しい!

最後は北野さんの作品を拝見…からの、お買い物ラッシュ!



そう、北野作品は触れると虜になってしまう!
急遽ウルシスト®は、お会計係になったのでした(笑)。

私も小さなオーダーをさせてもらいました。届くのが楽しみです。


蛭谷の風と光のなかでの茶会、そして北野さんの木の仕事。
一生忘れられない、一期一会の時を過ごしました。


ウルシスト®と行く漆旅~近江編~。これから、蛭谷の地に伝わる木地師のルーツと山の民たちの物語を訪ねて、まだまだ続いていきます。


旅の記録:2025年11月「ウルシスト®と行く漆旅~近江編」
 

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