輪島漆器の洗浄ボランティアに参加
高岡にて、富山大学の安嶋是晴准教授が主宰する、能登の地震と豪雨で被災した輪島漆器の洗浄ボランティアに参加してきました。
といってもこの日はほぼ最終日で、大して役に立てなかったのですが、最後の洗浄と、高岡市が半年間提供してくれた会場の清掃を行い、安嶋先生をはじめ、応援の想いを共有する方々とお話しできたことが、大変有意義でした。

昨年5月に始まったこの活動は、学生や一般の方々など徐々に参加者が増え、合計約1万2千個の漆器洗浄をやり遂げました。
安嶋先生のゼミ生は、毎週末のように輪島や富山で活動を行い、この春、洗浄終了とともに卒業です。本当によく頑張られたと思います。


主には輪島の大崎漆器店の品物でした。
登録有形文化財だった建屋は崩壊。
雨晒しになった漆器は泥と傷だらけでしたが、割れたものは驚くほど少なかったそうです。
詳しいことは分かりませんが、ひとつの理由としては、写真に写っている「いりわ」という頑丈な木箱が漆器を守ったのではないかと思いました。

100年以上使われているものもあります。
とても重いのですが、がっしりとした造りで、中の漆器も整然と仕舞われていたため、あまり動かなかったのではないでしょうか。
むろん、全ての漆器を救い出せたわけではなく、崩れた屋根や壁の下敷きになって取り出せなかったものも多かったのだと思います。
また、この活動が救ったものは、能登や輪島が受けた被害全体から見ればほんの氷山の一角です。しかし、こうして確かに生き残った漆器も箱も、さらには多くの人が関わった活動自体が、文化的財産であると感じました。
あの地震から15か月が経ちます。
復興に向けて今後どのように展開していくのか。
自らは無力を痛感するばかりですが、能登で困難を乗り越えようと取り組む方たちに、小さくとも長くサポートを届けられたらと思います。
といってもこの日はほぼ最終日で、大して役に立てなかったのですが、最後の洗浄と、高岡市が半年間提供してくれた会場の清掃を行い、安嶋先生をはじめ、応援の想いを共有する方々とお話しできたことが、大変有意義でした。

昨年5月に始まったこの活動は、学生や一般の方々など徐々に参加者が増え、合計約1万2千個の漆器洗浄をやり遂げました。
安嶋先生のゼミ生は、毎週末のように輪島や富山で活動を行い、この春、洗浄終了とともに卒業です。本当によく頑張られたと思います。


主には輪島の大崎漆器店の品物でした。
登録有形文化財だった建屋は崩壊。
雨晒しになった漆器は泥と傷だらけでしたが、割れたものは驚くほど少なかったそうです。
詳しいことは分かりませんが、ひとつの理由としては、写真に写っている「いりわ」という頑丈な木箱が漆器を守ったのではないかと思いました。

100年以上使われているものもあります。
とても重いのですが、がっしりとした造りで、中の漆器も整然と仕舞われていたため、あまり動かなかったのではないでしょうか。
むろん、全ての漆器を救い出せたわけではなく、崩れた屋根や壁の下敷きになって取り出せなかったものも多かったのだと思います。
また、この活動が救ったものは、能登や輪島が受けた被害全体から見ればほんの氷山の一角です。しかし、こうして確かに生き残った漆器も箱も、さらには多くの人が関わった活動自体が、文化的財産であると感じました。
あの地震から15か月が経ちます。
復興に向けて今後どのように展開していくのか。
自らは無力を痛感するばかりですが、能登で困難を乗り越えようと取り組む方たちに、小さくとも長くサポートを届けられたらと思います。