生業再建へ。重蔵神社と輪島朝市を訪問

【生業再建】
輪島の中心地にある重蔵神社。禰宜の能門さんが、輪島の出張朝市を案内してくださいました。



輪島朝市は平安時代に神社に物々交換の市が立ったのが始まりで、約千年の歴史があります。
いまはワイプラザ(スーパーマーケット)のなかで、毎朝10-13時(水曜定休)にやっています。






「いままで生活するのがやっとだったけど、ようやく仕事をしようという気持ちになってきた」
という出店者さんの言葉が印象的でした。
地震に追い打ちをかけた9月の豪雨からが本当に大変だったことと思います。

重蔵神社さんは、2025年3月26日までクラウドファンディングを実施しています。
「能登半島地震/豪雨 | 買って応援!輪島のお店復興で住民が集う街へ」
https://readyfor.jp/projects/151973
輪島の経済を回し、いったんは輪島を離れた住民や観光客が戻って来られるように地域の体力をつけていくことを目的として、朝市のお店も出品していました。


神社の境内にはユニセフの大きなテントがあって、支援物資の配布場所になっています。





現金は地元の事業者から野菜を買って配布。
避難所から仮設住宅に移動すると、何かと生活用品を整えるために費用がかかるため、こうした物資は生活再建にとても役立っています。

その神社も社殿はまだ全壊したままでした。




大学生たちが春休みを利用して泊まり込みで片付けボランティアに来ています。
暖かくなればまた作業が増えて、支援のニーズも増えることが予想されますが、今年6月でプロボノ団体も引き上げます。
能門さんは、その後の地域の協力体勢についても検討を始めていました。

今後のまちづくりについて焦らずとも前向きに考えておられ、その姿勢に感銘を受けました。

最後の写真は月替わりのかわいい御朱印。
今月は雪割草。
御朱印は、郵送でも送っていただけます。



重蔵神社オンライン授与所/義援金