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漆染め(ウルシ染め)に挑戦!

漆で染める?

「ウルシ染めをやるよー!」と言うと、たいていの人の反応は

「え?かぶれないの?」



ですよね。。
でもご心配なく!かぶれません!!


漆染めではなくて、「ウルシ染め」。
つまり、漆(=ウルシの木の樹液)ではなくて、ウルシの木のチップを使って染めます。



草木染めの一種ですね。
かぶれの成分が含まれる漆液は樹皮のすぐ内側にあるので、さらに木の中側の心材はかぶれないのです。


しかもきれいな黄色。これを染料にして布などを染めるのがウルシ染めです。
 

染めてみよう!

埼玉でウルシの木の植栽活動を行う「縄文うるしパーク」の活動仲間と、
ウルシ畑のなかでウルシ染めをしました!





染めるのは持ち寄った綿や麻布。「漆」手ぬぐいも染めちゃった(笑)!

最初に布を、水で倍に薄めた豆乳液に漬けます。

ちなみに使っている箸は「漆の木を育てる菜箸

本来は豆汁(ごじる)という大豆を煮出してふのりを加えたものを使いますが、豆乳(成分無調整)で代用できます。これは、布にたんぱく質を付着させて染料が定着しやすくするためで、もともとタンパク質成分があるシルクやウールなどの動物性繊維を染める場合はこの工程は必要ありません。
30分ほど漬けたら脱水して下処理完了。




染料を作ります。


ウルシの木を細かくしたチップを袋に入れて1時間ほど煮て、濾したら出来上がり。

この染料を40℃まで冷まし、染める布を投入。


和紙も染めてみました

再び火にかけて、お箸で混ぜながら60℃まで温度を上げて約20分煮ます。
その後、水洗い。良く絞ります。



色が薄い場合は2,3回この工程を繰り返しますが、今回は1回で良い色になったのでこのまま次の媒染(ばいせん)=色留めの工程に進みます。


媒染剤の種類によって仕上がりの色は異なりますが、ウルシの木らしい黄色に仕上げるためには、ミョウバンを使います。



ミョウバン水に20分ほど漬けて、しっかり水洗い。



干して乾かしたら出来上がりー!!

アイロンがけをすると更に色留めになります。
 

ウルシの木の循環型活用に向けて

さて今回の染料には「ウルシの木の活用プロジェクト」の木工品試作で出た削り屑を使用しています。



プロジェクトの目的は、漆掻き後のウルシの木の有効活用とその活動を通じて人の交流を生み出すこと。「楽しい」をモットーとする縄文うるしパークの仲間とのウルシ染めはいつも通り盛り上がり、このプロジェクトにぴったりの活動となりました!


最後は染料に使用した削り屑をウルシ畑の土に還して終了。

今後、木屑の堆肥化にも取り組みます。この堆肥を使ってウルシの木を育てる循環を作りたいと考えています。

自然の材料を使ったウルシ染めは、微妙な温度管理が結構大変だったり、染料も木の性質によって色の出方が安定しなかったり、媒染剤によってさまざまな色が出たり、奥が深いです。



引き続き探求していきます!
 

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